Asian Disaster Reduction Center（ADRC）

発生期間	2000/02
国名及び地域名	ボツワナ共和国
災害名	洪水
概要	2月10日にボツワナ政府は1週間の間続いている豪雨によって引き起こされた洪水状況のために、人道的緊急援助を諸外国に求めた。洪水による被災者数は25,000人以上、4,000戸の家屋/小屋が倒壊し、多くの橋梁や道路が浸水したり、流されるなどの被害を受けた。

被害概要
人的被害	物的被害	その他被害
国連人道問題調整事務所レポート No.2 2000/02/16
推定1万世帯、約6万人が被災した。また、12歳以下の子供1万3千人を含む約3万4千人が緊急物資援助を必要としている。
AFPニュース 2000/02/11
少なくとも3名が死亡したと報告されている。	ボツワナのラジオ放送局は、洪水により約10,000戸の家屋が破壊されたと報告している。

関連リンク情報

[関連レポート・記事]

国連人道問題調整事務所レポート No.3 2000/02/16
緊急援助を必要としている人の数は34,350名である。

国連人道問題調整事務所レポート No.2 2000/02/16
東部や南部の4つの河川で堤防が決壊した。また5つのダムで水があふれている。

国連人道問題調整事務所レポート No.1 2000/02/11
現在の状況は幾つかのダムの水位上昇に注目されている。気象予報によると少なくともあと2日は雨が続くとのことである。

AFPニュース 2000/02/11
この30年で最悪の洪水を引き起こした豪雨が弱まらなければ、ボツワナの大統領は災害地区宣言を発するであろう。

AFPニュース 2000/02/10
普段は乾燥しているボツワナで3日間豪雨が降り、広範囲に渡って洪水を引き起こしたため、少なくとも1名が死亡の恐れがあり、数百名が家を失った。ここ30年間でボツワナでは最悪の洪水であると役人は述べており、国の主要道路の大半が通行不可能となっている。