タジキスタン : 干ばつ : 2000/07

発生期間	2000/07
国名及び地域名	タジキスタン
災害名	干ばつ
概要	今現在、公式発表はないが、今年の小麦は1999年の生産量の30%にとどまっている。干ばつによる被害が最も深刻であるのは、Khatlon州の南部と　Leninabad州の北部である。雨を必要とする作物の25万ヘクタールのうち殆どが深刻な被害を受けている。政府は、国民の需要を満たすために73万5千メートルトンの食料が必要であると想定している。干ばつの被災者はタジキスタンでは総人口の半分にあたるおよそ300万人にのぼっている。

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国連人道問題調整事務所レポート 2000/09/18
国連からのタジキスタンにおける干ばつへの注意勧告（2000/09/15～2001/01/31） FAOは次の種まきシーズンである10月、11月に間に合うように種が供給されなければ、来年さらなる穀物の不足が起こり得るとみている。

AFPニュース 2000/09/08
国際赤十字と赤新月社は飢饉に陥っているタジキスタンを助けるための国際援助を求めている。赤十字は約250,000人の被災者に25,000トンの食料を支給する予定を立てている。

IFRC 2000/09/08
「我々が見たものは思っていたよりもひどいものであった。降雨のある土地で育つ小麦畑の殆どが十分な収穫を得られず、ある地区では収穫が0であった。」とアセスメントリームのリーダーはタジキスタンの最も被害がひどい地区を調査して言った。

ロイター通信 2000/09/07
種がまかれた289,000ヘクタールのうち、干ばつにより100,000ヘクタールが駄目になった。

IFRCレポート 2000/08/31
干ばつの結果、タジキスタンは深刻な食料不足に面していると中央アジアの干ばつの影響をアセスメントしているチームが報告している。農業省によると、今年の小麦の収穫量は推定236,000メートルトンであり、昨年の半分にしか値しない。穀物の生産量は国民の3か月分の消費量にしか値しないであろう。

IFRCレポート 2000/08/23
タジキスタンは地元で生産している、農作物の生産に深刻な影響を与えている低品質の種を改良するために日々努力している。

Government of USA 2000/08/18
合衆国政府はタジキスタンに対して農産物の寄付を申し出た

AFPニュース 2000/08/07
WFPは13万6千トンの砂糖やオイル、小麦を750万人の住民が飢饉におびえているタジキスタンに供給した。

国連人道問題調整事務所レポートNo. 2 2000/08/01
干ばつの被害は灌漑用水路やウオーターポンプ、農作物用機械の悪化による。

AFPニュース 2000/08/01
WEPは干ばつが起こっている中央アジアのタジキスタンでの飢饉を避けるために緊急援助を要求している。

国連人道問題調整事務所レポートNo. 1 2000/07/20
干ばつのために、タジキスタンの人口の50%が食糧援助を必要としているが、37万人が既に供給を受けている。

AFPニュース 2000/07/19
中央アジア、南部アジア、特にアフガニスタン、タジキスタン、インド、イランに被害が集中し、6000万人の被災者を出している。

[ERI緊急援助関連情報]

国連人道問題調整事務所レポートNo. 2 2000/08/01
タジキスタンは深刻な干ばつと過去の民族紛争によって引き起こされた経済問題のために深刻な食糧不足に陥っている。人口620万人のうち推定300万人が既に深刻な食料不足に陥っており、この状況は年毎に悪化している。