スリランカ : 洪水 : 1999/01
GLIDE: FL-1999-000031-LKA
発生期間 | 1999/01 |
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国名及び地域名 | スリランカ |
災害名 | 洪水 |
概要 | ・新しい年が明けるとともに、モンスーンによりスリ・ランカ東部が豪雨にみまわれた ・洪水により3万弱の世帯が多大な被害を受け、現在2名の死亡が報告されている。 |
被害概要 | ||
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人的被害 | 物的被害 | その他被害 |
国連人道問題調整事務所レポート No.1 99/1/11 | ||
・倒木による死者2名(Matale地区) | ・水田地帯に多大な被害発生 ・4日の暴雨風雨により、多くの家屋や通信施設などへの被害がいくつもの地区で報告されている |
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スリランカ洪水情報告示 No.3 | ||
およそ3万1千の家族(およそ15万5千人)が被害を受けたと報道されている。当初、約1万5千人が避難していた。 | Batticaloa地区、Trincomalee地区、Vavuniya地区だけで18,500エーカー以上の稲が失われた。 | |
スリランカ洪水情報告示 No.1 | ||
BatticaloaとTrincomalee、Vavuniya地区において、53,300の人々が避難している。 | ・水田の被害は深刻であると思われ、幾つかの地区では作物はなくなったと思われる。18,500エーカーの水田が被害を受けた。 ・多くの家畜が溺れ死んだ。 ・タンクや貯水槽による伝統的灌漑システム(スリランカにはおよそ2万ある)の被害が心配される。流されたタンクの数は13である。 |
関連リンク情報
[関連レポート・記事]
国連人道問題調整事務所レポート No.1 1999/01/11
主に、Trincomalee, Vavuniya, Batticaloa, Polonnaruwa, Ampara, Badulla, Mannarの7つの行政地区における29,288家族が豪雨の被害を受けている。
IFRCニュース 99/2/2
ある避難民は鉄道の堤防の仮避難所で数日間暮らしている。さらなる洪水の恐怖に加え、彼らは他の危険に直面している。野生の象の群である。
IFRCニュース 1999/01/28
今現在、殆どの地区で水はほぼ引き、雨もおさまっている。だが、残っている水の多くが引かなくなったら、マラリアや、同じ様に水や虫によって感染する病気の発生が予想される。
IFRCニュース 1999/01/19
若いボランティアがスリランカの洪水の被災者への援助を行っている。
スリランカ赤十字は災害当初から緊急救援を行っている。洪水の被災者の10%以上にあたる、約1万3千人の人々が1月の終わりまでに緊急援助を受け取るであろう。
IFRCニュース 1999/01/14
豪雨はこの数日間は平常に戻っている。合計で9地区が深刻な洪水を経験したことになる。学校や他の公共建築物の緊急避難所に数千人が滞在し続けている一方で、多くの人々が被災家屋を修復し、自宅に戻り始めている。
IFRCニュース 1999/01/08
およそ1万5千の家族が避難したが、そのうちの多くが地方の人々や当局によって避難所を供給されている。気象台はさらに数日間豪雨が続くと予想している。
ABCニュース 1999/01/06
スリランカの北部と東部における豪雨と洪水によって、少なくとも1万5千の家族が家を失った。
[ERI緊急援助関連情報]
・1日までのところ、スリランカ政府は国際的な援助の要請は表明していない
IFRCニュース 1999/1/28
SLRCSは次の救援物資を手に入れた
・台所用具 3,089セット
・プラスチックマット 7,142
・ベッドシーツ 6,581
・乳製品 1,196
・石鹸 3,122
国連人道問題調整事務所レポート No.1 1999/01/11
政府は救援活動に91,110ドルを充当した。スリランカ赤十字のスタッフとボランティアは洪水の犠牲者への援助を保証するために、被災地で活動している。