パプアニューギニア : 津波 : 1998/07
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発生期間 | 1998/07 |
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国名及び地域名 | パプアニューギニア |
災害名 | 津波 |
概要 | 98/07/17, 18時40分頃、マグニチュード7.0の地震がパプア・ニューギニア北西部海岸シサノラグーン沖35キロ付近で発生。 地震から数分後から10分後にかけて、高さ5mから最大で15mの大津波が3波にわたり、沿岸部を襲った。 |
被害概要 | ||
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人的被害 | 物的被害 | その他被害 |
パプア・ニューギニア津波災害の緊急救命段階終わる(国連人道問題調整事務所レポート No. 9,98/08/07) | ||
・死者:2100名以上(犠牲者の多くは子供) ・行方不明:500名以上 ・被災者:約9200名 |
・津波は、ほぼ完全に地域を破壊。 ・3つの学校、診療所、教会、住居、ココナツ成木以外の植物などが被害。 |
・シサノからマロルへの幅25kmの海岸線にわたり平均500m、最長1km内陸部まで津波が到達(7/17)。 ・国家非常事態宣言(7/22)。 ・遺体の腐乱進行、ワニによる危険などのため、捜索活動は放棄され、シサノラグーンは立入り禁止地域とされた(7/23)。 |
国際赤十字、津波災害の被害状況を報告(国際赤十字津波災害レポート No. 3,98/08/18) | ||
・死者:2182名 ・重軽傷:473名 ・被災生存者:9199名 |
・非常事態宣言は10月まで2ヶ月間延長された。 ・各国救助隊は活動終結。赤十字、救世軍、カトリック教会などNGOが残留し支援継続。 ・生存者は6ヶ所のケアセンター及びアイタペ市に一時避難中。救援物資は確保されている。 |
関連リンク情報
[関連レポート・記事]
・パプア・ニューギニアの地震津波災害は、災害直後の緊急救命段階を終え、今後被災住民の生活再建、子供たちの教育基盤再建という次の段階に移行しつつある。今後の被災地住民の再定住計画・生活再建については、長期にわたり地道かつ忍耐強い活動が求められている。
・地震後約10分で津波に襲われるという予防の非常に困難な災害という悲劇的な面もあり、国際的な関心は非常に大きく、緊急援助はかなりの規模 で行われた。オーストラリア、ニュージーランド及びフランスは軍を急派、国連もUNDP、WHO、ユニセフ、OCHAを通じ参加。国際赤十字、救世軍、カトリック教会などNGOの活躍も目立った。
・日本からは11名の医療チームからなる国際緊急援助隊が現地で被災者の救護に貢献した。
国際協力事業団緊急報告(JICA サテライト) 98/07/30
[地図情報]
[ERI緊急援助関連情報]
国連人道問題調整事務所レポート No. 9 98/08/07(各国・機関緊急援助内容リストあり)
PNG 津波調査 速報2(東北大学大学院工学研究科 附属災害制御研究センター津波工学研究分野)
パプア・ニューギニア地震津波・現地視察報告(パプア・ニューギニア地震津波・緊急救援実行委員会) 98/08/17
パプア・ニューギニア被災地写真(Brian Cassey氏による)