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メンバー国防災情報
アゼルバイジャン
国の概要
災害の傾向
アゼルバイジャンでは、洪水、地すべり、地震、干ばつが発生する。
過去の主な災害
2000年3月 地すべり
2000年3月7日、バクー市南部のSabayil地区のBayilで、15ヘクタールもの広範囲に及ぶ大規模な地すべりが発生した。Bayilの斜面で発生した地すべりにより、店舗やアパート、ガソリンスタンド十数軒が倒壊した。この災害の後、約300世帯を本地域から移住させることとなった。
2012年5月 地震
2012年5月7日午前9時40分、アゼルバイジャン北西部に位置するZagatalaとGakhでマグニチュード5.6の地震が発生した。またその10時間後に類似の地震(もしくは余震)が同地域を襲った。この地震により、15人が負傷、3,124棟の家屋や公共建造物が倒壊もしくは被害を受けた。その後の余震活動により、Zagatalaでは6,500棟以上の家屋が被害を受け、6,949世帯が避難生活を余儀なくされた。
2010年5月 洪水
2010年5月、アゼルバイジャン南部で発生した豪雨により、Kura川の水位が過去100年で最高の水位を記録し、ダムが決壊した結果、近くの村々が浸水した。この洪水によりKura川とAraz川の合流点に近いSabirabad、Imishli、Saatli地区は深刻な被害を受けた。24,000人以上が被災し、数万家屋が浸水または倒壊し、50,000ヘクタールの農地が浸水した。
防災体制
法制度
2005年12月16日に制定されたアゼルバイジャン共和国大統領令により、非常事態省(MES)が領土内における危機管理を担う国の中心機関として設立された。大統領令には、「自然災害及び人災、火災の予防、それら災害によりもたらされる影響の除去、救助、普及活動を担う機関の活動管理を行うために、非常事態省は設立された」と明記されている。