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メンバー国防災情報
トルコ
国の概要
災害の傾向
地理的、地形的、気候的状況から、トルコでは災害が多発している。災害は人命の損失だけでなく、大きな経済損失ももたらしている。様々な種類の災害が、様々な時期に発生している。地震、洪水、地すべり、雪崩、岩崩が最も頻発している災害である。
過去の主な災害
地震(1999年8月17日)
1999年8月17日にコジャエリ地方のGolcukを中心として発生したマグニチュード7.4の地震と数回に及ぶその余震により20,000人が亡くなり、50,000人が負傷した。
地震(2011年10月23日)
2011年10月23日にマグニチュード7.1、メルカリ震度8の地震が東部トルコのVan付近で発生した。地震により604人が亡くなり4,152人が負傷した。少なくとも11,232の建物が損壊し、そのうち6,017棟で利用できなくなった。
洪水(1998年)
1998年5月、8月に黒海地方で洪水が発生し37,000平方kmの地域の220万人が被災した。死者は100人以下にとどまった。
防災体制
法制度
1999年のコジャエリで発生した地震および、引き続いたいくつかの災害の管理と調整の困難さから得た教訓をもとに、これまでの災害後の対応と中央から地方へのトップダウンの危機管理の考え方から、災害前の減災活動、地方から中央へのボトムアップの危機管理の考え方へとパラダイムシフトした。こうした考えの元、2009年に制定された法律に基づき、中央レベルでAFADが、地方レベルで県が直轄の災害・緊急事態局(Disaster and Emergency Directorates)が設立された。またこれに伴い、トルコ総合防災システムが確立され、トルコ災害対応計画、トルコ総合防災計画と県防災計画が策定された。
防災組織
首相府災害緊急事態管理庁(AFAD)