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メンバー国防災情報
パキスタン
国の概要
災害の傾向
地震が多い。特に北部および西部が地震に脆弱な地域となっている。7月~8月の雨期には、インダス川が氾濫し、洪水をもたらすことがある。その他、干ばつ、サイクロン、鉄砲水、地すべり、雪崩、疫病による被害がある。
過去の主な災害
2005年10月 地震
2005年10月8日、M7.6の地震が発生し、73,338人の死者、128,304人の負傷者、50万人の被災者を出した。この地震はパキスタンの防災体制強化の契機となった。
1999年5月 サイクロン
1999年5月20日、パキスタン南部に襲来したサイクロンは、タッタとバディンの2つの県に死者168人、被災者597,482人、倒壊家屋44,149棟に及ぶ大きな被害を与えた。
大洪水 2022
2022年6月中旬以降、パキスタンは異常なモンスーン雨に見舞われ、ここ10年で最悪の洪水が発生した。パキスタンの国家災害管理局によると、この洪水により3300万人以上が被災し、100万棟以上の家屋が倒壊・損壊した。数万平方キロメートルに渡って浸水した洪水により、少なくとも1,100人が死亡した。
全国で約150の橋と3,500キロメートルの道路が破壊された。70万頭以上の家畜と200万エーカーの農地や果樹園も失われた。
防災体制
法制度
2007年10月に国家防災条例2007(National Disaster Management Ordinance, 2007)が施行された。
防災組織
クリックで拡大表示 首相を議長とする国家防災委員会(National Disaster Management Commission (NDMC))、地方自治体には防災局を設置した。NDMCは、すべての州の上級代表、議会の上下院の野党の党首、軍の代表、市民団体およびNGOsの代表によって構成される。
また国家防災庁(National Disaster Management Authority (NDMA))が、中央および地方レベルのすべての政府機関、国際機関、国連、NGO等の防災活動を調整する役を担う。
防災計画
国家防災枠組(National Disaster Risk Reduction Framework)が2007年3月に承認された。
防災計画(2012~2022)が2012年に承認された。
防災政策が2015年に承認され実施されている。
気候変動政策が2022年に改訂、承認された。
防災計画(2012~2022)が2012年に承認された。
防災政策が2015年に承認され実施されている。
気候変動政策が2022年に改訂、承認された。
アジア防災センター協力機関
カントリーレポート
Country Report 2022 (English Version, PDF file, 1.4MB)Country Report 2021 (English Version, PDF file, 0.6MB)
Country Report 2017 (English Version, PDF file, 1.2MB)
Country Report 2016 (English Version, PDF file, 971KB)
Country Report 2015 (English Version, PDF file, 841KB)
Country Report 2009 (English Version, PDF file, 0.64MB)
Country Report 2006 (Japanese Version, PDF file)
Country Report 2006 (English Version, PDF file)